インプラント治療について

人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療です。

インプラント治療について

天然歯と同じような状態に回復するので、入れ歯やブリッジと比較して、噛み心地が自然で、見た目も自然で美しい状態に仕上げることができます。人工歯根に使われるチタンは、骨としっかり結合する特性があり、また金属アレルギーの心配がありません。また、該当部分だけを治療するため、周囲の健康な歯に負担をかけることがありません。上下いずれかのすべての歯を失ってしまった場合、4~8本のインプラントを埋め込むことで、咬合機能の回復をはかります。

インプラント治療の流れ

  1. Step.1
    インプラント治療前診断

    レントゲンなどの診断の後、インプラント治療に関する説明をします。インプラント治療は専門のトレーニングを受けた歯科医師のみが行います。

  2. Step.2
    インプラント手術

    チタン製の小さなネジのような形状のインプラントを局所麻酔で顎の骨の中に埋め込みます。

  3. Step.3
    インプラントと骨がしっかりとくっつくまで

    インプラントと骨がしっかりとくっつくまで約12~24週間待ちます。この期間、一般的にはインプラントの上に仮歯を入れておきます。
    ※骨の状態など、様々な条件により異なります。

  4. Step.4
    インプラント治療後

    人工の歯を取り付けます。インプラント治療後はホームケアが重要です。正しい歯磨きと半年に1度は定期検診を受けましょう。

インプラントを長持ちさせるためには?

インプラントを長持ちさせることができるかどうかは、あなた次第です。

毎日の念入りな歯磨き

毎日の念入りな歯磨き

最も重要なホームケアが歯磨きです。「食べたらすぐに磨く」を心がけ、指導された正しいブラッシングを行いましょう。

歯医者さんでの定期健診

歯医者さんでの定期健診

インプラントには神経がありません。感染が起こっても自覚がないので、グラグラ動いてきたり、膿が出てはじめて気が付く方が多いのです。治療終了後は指示に従って必ず定期的に検診を受けましょう。検診では、インプラントの状態、歯肉の状態、かみ合わせのバランスのチェックなど専門家(歯科衛生士)による歯のお手入れを行います。

インプラントQ&A

治療期間はどのくらいですか?

個人差はありますが、インプラント埋入から上部構造の装着まで3~6ヶ月、来院回数は5~10回ぐらいです。インプラントを埋入する部位にもよりますので、担当医にご相談ください。

治療はだれでも受けられますか?

顎の骨が完成する20歳前後から、お年寄りまで健康な方であればどなたでも可能です。ただし、妊娠中の方や全身疾患のある方などは制限される場合がありますので、ご相談ください。

一度入れたインプラントに寿命はありますか?

患者さんのお口の衛生状態によって変わりますが、きちんとお手入れをすれば長持ちしますし、逆に手入れが悪いと寿命が短くなる場合があります。長持ちさせるためには、しっかりとブラッシングし、医師による定期健診でチェック、指導してもらいましょう。

インプラント治療後、食べ物などの制限はありますか?

インプラントは顎の骨と結合し、丈夫な土台となりますので、自分の歯と同じように固いものでもしっかりと噛むことができますので、入れ歯のような制限はなくなります。